あの頃、小学校の授業が終わると、出来るだけ長く学校にいましたっけ
「放課後がおわりました〜、校内にまだ居る子は〜、もうかえりましょう〜♪」いつもの曲に乗って放送部の女子の声が全校中に流れてました
帰り道は、一人で歩いて帰ってました
家まで約1時間、それをあっちきょろ、こっちきょろ、興味の向く方に引っ張られながら
とつとつ、歩いて帰ってました
帰り道の途中、いつも痩せたポインターが繋がれているところで、残した給食のパンを食べてもらってました
お寺の境内に入って、保育園の遊具でちょっと遊んで、秋は雑木林の中に、椎の実が落ちてないか調べ
…だって、ドングリは食べられないけど、椎の実は食べられるってしっていたから
そこからパンを焼いている工場の前を通って…なんて良い匂いなんだっていつも思った
教会の前を通る道か、測候所の方を通る道を選ぶか、迷いながら徐々に家に近付いていく
玄関まで玉砂利が敷いてある家で、持って来た金づちでいろんな石を割って、中にダイヤモンドを見つけたり
家に近付くと、近所の家から夕方のラジオの音が流れていて、急に家に帰る気になったものです
2020年12月12日
あの頃…1
posted by 熟超K at 16:29| Comment(0)
| シェイクアフロッグ